このように抱っこで手首や腰が痛くなっている方も多いのではないでしょうか?
抱っこの仕方ってどこでも習うことがないので、周りのママさんたちを見ながらなんとなく自己流で抱っこしていませんか?
実は、抱っこの時の体の使い方を覚えると、腱鞘炎や肩こり・腰痛の予防に繋げることができるんですよ。
この記事ではこんなことがわかります。
- なぜ抱っこで手首が痛くなるのか?
- 体に負担をかけない抱っこ
今抱っこでツライ思いをしているママさん、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
みんな抱っこでツライ思いをしていた!
Twitterであげた時のみなさんの反応です。
なぜ抱っこで手首や腰が痛くなるの?
理由はひとつ。手首で赤ちゃんの体重を全部受けてしまうからです。
こちらをみてみてください。みなさんはこんな風に抱っこをしていませんか?
このように赤ちゃんのお尻をがっつり掴んでしまうと、手首に赤ちゃんの体重が全部乗っかってしまいます。
さらに、しっかり掴もうとするため、かなり力が入ってしまいますよね。これでは手首に負担がかかりすぎて痛くなってしまいます。
しかも、赤ちゃんの位置が低くなるため、腰を反らないと行けなくなり、腰にも負担がかかってきます。
・手首で赤ちゃんの重さを受けているから
・赤ちゃんの位置が低くなり腰を反るから
体に負担をかけないで抱っこする4つのポイント!
ではここからは、手首や腰が痛くならない抱っこの仕方についてわかりやすく説明していきます。
- 肘に近いところに乗せる
- 脇を締める
- 手首の力を抜く
- ヒザを曲げて腰の力を抜く
⒈ 肘に近いところに乗せる
ペットボトルを入れたビニール袋を持ち歩く時と全く同じで、手首の方で持つより、肘に近いところの方が腕への負担が軽くなります。
反対の手は背中や首を支えて安定させてあげます。
ちなみに写真は縦抱きですが、横抱きでも同じです。
赤ちゃんの頭の位置を、出来るだけ肘に近いところに持ってくると楽ですよ。
⒉ 脇を締める
改めて、こちらのダメな例を見てみて下さい。脇が開いてしまっていると、肘から先が斜めになり、赤ちゃんが手首の方にきてしまいます。
手首に落ちてこないようにするためには、下の写真のように、肘を体に引き寄せるように脇を閉めて抱っこするのがポイントです。
脇を締めることで、赤ちゃんの位置も自然に高くなるので、腰を反らすこともなくなります。
⒊ 手首の力を抜く
そう思う方がとっても多いと思いますが、まずは反対の手を背中にしっかり添えて、下側の手首の力を抜いてみましょう。
これができたら、手首への負担はほぼ無しで抱っこできます。
これだと腕がちょっと疲れる…という場合は、赤ちゃんが落ち着いているタイミングをみて、背中に添えてる手を下の手のさらに下に置くようにしてみると、驚くほど楽です。
手首に力入ってるかも…と感じた時にふと力を抜いて手首をブラブラ〜っとしてみてくださいね。
⒋ ヒザを曲げて腰の力を抜く
横から見た時に、お腹の上に赤ちゃんを乗せて、腰を反らして抱っこしていませんか?
- 上記の手順にしたがって、肘に近いところに乗せ、脇を閉めて抱っこ
- ヒザの力を少し抜いて柔らかくする
- 腰の力も抜いてまっすぐ立つ
これも、今腰に力入ってるな!と気付いた時に少し気をつけるようにすると、かなり楽に抱っこできます。
腰の力をうまく抜くコツは、こちらの記事にまとめてあります。
まとめ:体に密着させると少し抱っこが楽になる
- 肘の近くで抱っこする
- 脇を閉めて抱っこする
- 時々手首の力を抜く
- 時々ヒザや腰の力を抜く
これらのポイントに気をつけながら抱っこすると、手首や腰への負担はかなり楽になると思います。
抱っこはママの日常ですよね。時と場合に合わせて、いろんな選択肢をうまく組み合わせながら、自分の体も守りつつ育児をしていけるといいなと思います。