腰痛やぽっこりお腹が気になって整体などに行ったら「反り腰ですね」と言われた経験があるママさんも多いのではないでしょうか?
実は、反り腰には種類があるんです。一般的に背中を反っているように見えればそれを「反り腰」と総称して言っているのですが、自分がどんな種類の反り腰なのかをきちんと知らないと、ストレッチも逆の効果につながってしまうため、少しだけ注意が必要です。
- 誰かに反り腰だと言われたことがある
- ぽっこりお腹が気になっている
- 妊娠中や産後で腰が痛い
自分の姿勢がどんなタイプなのかをまずは知っていきましょう!
目次
反り腰のタイプは2種類!
一般的に反り腰と言われる姿勢には、実は2種類あります。
反り腰 ①背骨自体が反っているタイプ
骨盤自体が前に倒れていて(前傾)、背骨が反ってしまっているタイプです。
この場合は、骨盤が前に倒れるために反り腰になっているので、骨盤を後傾にするような姿勢を作っていくことが大事になります。
反り腰 ②骨盤が前に出ているタイプ
骨盤そのものを前に出してバランスをとっている「見かけ上の反り腰タイプ」です。お腹を突き出して立っているようなイメージです。
この場合は、骨盤自体はむしろ後ろに倒れる「後傾」になっていることが多いので、より後傾にしようとすると、かえって腰が痛くなってしまったりします。
反り腰の人が楽に姿勢を保つ方法は?
パッと見はどちらのタイプの人も「反り腰」なので、一緒にされてしまうことが多いのですが、実際に骨盤の動きに注目してみると、前傾のタイプの人と後傾のタイプの人がいることがわかりました。
大事なのは、自分がどういうタイプなのかを知ることと同時に、どうしたら体に負担なく姿勢を保つことができるのか?という部分じゃないかなと思います。
ではどうやったら姿勢を保つコツを掴みやすいんでしょうか?
ここでは立った姿勢と座った姿勢の整え方をご紹介したいと思います。
姿勢の整え方 ①立った姿勢
- 軽くひざを曲げます
- 後頭部が天井に引っ張られるように意識しながら
- ゆ〜〜〜っくりとヒザを伸ばしていきます
ポイントは、頭のてっぺんが引っ張られるのではなくて、後頭部が引っ張られるように意識することと、出来るだけゆ〜〜〜っくりヒザを伸ばすことです。お腹を使って立つという感覚が少し掴みやすいかなと思います。
姿勢の整え方 ②座った姿勢
- タオルを小さく畳んだものや小さなクッションを用意
- お尻の後方にドアストッパーのようにかませて座る
ポイントはタオルやクッションの上に乗るのではなく、後ろにかませることで、骨盤が倒れないように止めておくところです。こうすると、自分ではあまり意識をしなくても、骨盤を立てて座ることができるようになります。
まとめ:理想的な姿勢を体感することから
反り腰だからと自分で無理に姿勢を整えようとして、元々骨盤後傾タイプなのに無理に骨盤を後傾にしようとしていたり、背中を反ることばかりに力を入れすぎて、返って腰を痛めてしまうということになっては意味がありません。
まずは理想的な姿勢というのはどういうことなんだろう?という部分を自分で体感してみるのが大事ではないかなと思います。
根本的に解決をしようと思ったら、人によってなぜその姿勢になってしまうのか?という原因部分が違うため、やはりきちんと専門の方にみてもらう必要があると思います。どちらの反り腰タイプにしても、目指す姿勢は同じなので、まずは日々の生活の中で体にとって負担のない姿勢をクセつけて行くのも大切かなと思います。